1つの病院の中において、急性期・回復期・療養期というように
機能別にわかれた病棟 を持っている病院です。
私が勤務したのは、150床ほどの小規模なケアミックス病院の急性期病棟でした。
急性期病棟・回復期病棟・療養期病棟とそれぞれ看護や雰囲気も違ってきます。
この記事では、
をお伝えしていきたいと思います。
ケアミックス病院で働くメリット
- 急性期看護から回復期・療養期、看取りまで幅広い知識を身につけることができる
一般の総合病院では、診療科ごとに病棟がわかれており、
治療を行い急性期を脱した患者様は回復期や療養期病院へ移ることが多いです。
ケアミックス病院ではそれを1つの病院で行っています。
そのため、様々なステージに合った看護を学ぶことができます。
例えば、急性期看護を学んだ後にその後の回復期や療養期の看護について学びたい!と思ったら、
部署移動でそれを実現することができるのです。
病院を変えなくても様々なステージについて学べる環境はメリットだと思います。
- ライフスタイルに合わせた働き方ができる
急性期・回復期・療養期で比べてみると、やはり急性期は忙しく残業なども多くなりがちです。
そのため、結婚や育児などのライフスタイルの変化に合わせて、
残業の少ない回復期や療養期の病棟に変えてみる、などの対応が可能です。
ケアミックス病院で働くデメリット
- 緊急入院が多い
これは急性期病棟に限って言えることなのですが、
救急受け入れを行っている病院の場合、まず入院するのは急性期病棟です。
一般の総合病院では診療科ごとに振り分けられるのですが、ケアミックス病院ではそれができません。
そのため、様々な診療科の患者さんがまず初めに急性期病棟へ入院されるので、その分忙しくなります。
- 若い世代は少ない
これはあくまで私の経験談ですので一概には言えませんが、
一般の総合病院より20代の割合は少なく、逆に30代~40代くらいのスタッフが多かったです。
新卒で入職する場合、総合病院のようにたくさんの新人仲間と切磋琢磨する、という感じではないかもしれません。
しかしながら、それぞれの病院で教育制度がありますし、そこまで気にする必要はないと思います。
逆に言えば、経験豊富な先輩から多くのことを吸収できるので、メリットと捉えることもできますね。
- ルールが少ない
別記事でもお伝えしていますが、大きな総合病院では決められたルールが多いです。
規模も大きいと、皆で共有するルールが必要ですが、
あまりの多さに「もう少し自由にできないのかな」と感じることもありました。
一方で、私の勤務した規模の小さいケアミックス病院では、それほどルールがなく、
よく言えば自由にできることも多かったですが、自由すぎてスタッフ間のまとまりがなかったり、
私は要領が良いほうではなかったので、自分次第で仕事の効率が下がってしまうのは不安でした。
まあこれはそれぞれの性格にもよりますので、参考程度にお考え下さい。
以上、メリット・デメリットを挙げましたがいかがでしたでしょうか。
私が病院を検討した際には、ケアミックス病院というものがあることすら知らなかったので、
これから病院を選ばれるという方はぜひ病院選びの選択肢に入れてみてくださいね。