この記事では、
私がデイサービスの看護師として働いてみて感じたメリットやデメリットを
お伝えしていきたいと思います。
通所型の介護サービスで、日帰りで通い健康チェック、食事や入浴、
レクリエーション、機能訓練などを行う施設です。
このサービスは、要介護1~5の認定を受けた方が利用できます。
日中ひとりで自宅にいるのが難しい方、食事や入浴サービスを受けたい方、
リハビリテーションが目的の方、ご家族の介護負担軽減のため、
など様々な理由でサービスを利用されています。
看護師の働き方の特徴としては、通所型のため、病院のような夜勤はありません。
デイサービスによっては夕方~夜の時間も営業しているところもありますが、
基本的には朝~夕方の営業のところが多いです。
デイサービスで働くメリットは?
デイサービスでの看護師の業務は、ルーチンワークが多いです。
バイタルサインをチェックし、処置や介助があれば行ったり、記録をしたりと、
基本的には決まった業務をするので、非常にやりやすいです。
病院勤務では日によってやることが違いましたし、予定外の業務が増えることも多々ありましたので、
その点デイサービスでは安心して仕事ができます。
利用者さんが帰宅する時間も決まっていますので、緊急のことがない限りは残業も少ないですし、
日曜定休など休日が決まっているところもありますのでプライベートの予定も立てやすいです。
また、頻繁に利用者様が入れ替わることもなく、長期的な関わりができますので信頼関係も築きやすいです。
デイサービスで働くデメリットは?
ルーチンワークが多いというメリットの逆になるのですが、
新しいことを覚えたり実践したりする機会は少ないです。
また、病院と比べて医療行為はほとんどないですし、どちらかというと介護に近いため、
医療行為をしたい方はやめたほうが良いでしょう。
看護師の数も少ないため、緊急時の判断が求められる場面では責任を感じますし、
看護師が自分ひとりだった場合は他の看護師に相談するということもできません。
とはいえ病院のように頻繁に急変が起きたりすることはないので
基本的なことが身についていれば大丈夫かと思います。
看護業務の基本的な流れ
デイサービスでの看護業務の流れについても、
現在の私の職場を参考にしながら簡単に説明したいと思います。
時間などは事業所によって違いますのであくまで参考程度にお考えください。
- 8時くらい~
利用者様のお迎えが始まります。
車での送迎業務の有無はデイサービスによって違いますので確認が必要です。
ちなみに私の職場では看護師の送迎業務はありません。
- 9時くらい~
利用者様が施設に到着次第、バイタルサイン測定をしていきながら、健康チェックを行います。
利用者様の人数が多いところでは、これも1時間以上かかったりします。
- それ以降(午前中)
介護士の方が入浴介助を行う間、看護師は入浴前後の処置を行います。
皮膚トラブルのチェックや薬の塗布などですね。
体調不良者がいればその都度対応します。
- お昼ごろ
食事前後の内服の確認や食事介助を行います。
場合によっては、注入食の投与などもあるかもしれません。
- 午後~
利用者様はレクリエーションに参加したり、機能訓練を行ったりします。
その間に看護師は記録をしたり、ご家族の方との間の連絡ノートを記入したります。
- 夕方(16~17時くらい)
利用者様がご帰宅されますのでお見送りをします。
送迎業務がある場合は行います。
以上が基本的な流れになりますが、いかがでしたでしょうか?
病院と比べ、体力的にはきつくはないですし、
日勤のみで穏やかに働きたい、という方であればすごくおススメですので、
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。